むつざわだより

未来ラボメンバーが、むつざわで見つけた
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小さくて可憐なヤマアジサイを鑑賞してきました!

小さくて可憐なヤマアジサイを鑑賞してきました!

こんにちは、福田真木子です。

上之郷アジサイ園への取材は、くもり空の中はじまりました。
普段なら晴れを望みますが、アジサイを取材するにはふさわしい気がしました。

アジサイ園に到着し、看板を見つけて中に入ると、咲き始めたばかりのアジサイが迎えてくれる中、山の上からアジサイを育てていらっしゃる市原るみ子さんとその日来訪していたテレビ取材の方が歩いて来られました。
「こんにちは!」と挨拶すると「すぐ戻るから山の方見ててー」とほがらかな声が返ってきます。

名称と産地の記された立て札と共に区分されたアジサイが植えられています。
アジサイと言えば西洋アジサイのドンとまとまった花をイメージしていたのですが、山のそこここに咲くヤマアジサイや日本古来のガクアジサイは小さな可憐な花をつけたアジサイでした。

小さいから自然と近づいてよくよく見てみると可愛い!!
中心のクルクルッとした小さい花の周りを囲む様に数個の花が咲いています。
見とれていたら、市原さんがいらしてヤマアジサイやガクアジサイの一つ一つを解説して下さいました。

同じに見える隣のアジサイもよく見ると違う!
花びらがまるっとしているのと、ギザギザなの、細部の違いが面白い、花だけではなく葉っぱも斑が入っていたり様々です。ますます近づいて見つめて違いを発見したくなります。





解説して下さる市原さんの声も弾んでいて、好きな事を話して下さるからか表情もイキイキとしていて、気づくと話に惹き込まれていました。
ヤマアジサイだから、と最初は山にアジサイを植えたら環境があわずうまく育たなかったそうで、今は日陰が好きなヤマアジサイのために庭に紅葉などの木を植えて日陰を作り、そこにアジサイを植えるという育て方をしているそうです。市原さんの試行錯誤を経て、いまのアジサイ園の風景がある事を知りました。
市原さんはアジサイの美しさに魅了されてからアジサイへの深い思慕が生まれ、このアジサイ園を作られたそうです。

アジサイを挿し木から育てているという市原さんのご自宅にもおじゃまさせていただきました。挿し木1年目と2年目のアジサイを拝見、1年1年大切に育てられて、ちゃんと大きくなってました。まだ花もつけない幼いアジサイを見て、人の目に触れない所の手間と手厚い心遣いであの可愛いアジサイに育つんだと実感しました。

しっとりした静寂な山に雨のかすかな音だけが響く中、顔を近づけて小さなアジサイを愛でる。そんな情景を思い浮かべていたら、本当に雨が降って来ました。

今年の見頃は6月6日頃ですが、アジサイは咲き始めから刻々と花の色が変化したり、時間差で咲くので長い期間楽しめるそうです。6月中、無料で開放してくださっています。(要事前連絡)
ぜひ皆様も上之郷アジサイ園のアジサイを間近でご覧ください!

makiko FUKUDA

makiko FUKUDA
職業:ガラス作家/ガラス工房経営

大阪府出身。大学で陶芸を専攻するも、能登島ガラス研究所で吹きガラスにふれ、ガラスの世界に。菅原工芸硝子で吹きガラス製造に11年間従事した後独立、2007年に睦沢町に硝子屋福としてアトリエを構えました。手に馴染み、ずっと愛着を持って使っていただけるようなガラスの作品を作っています。