むつざわだより

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里山交流会 「古民家の暮らし&酒蔵訪問」in睦沢町

里山交流会 「古民家の暮らし&酒蔵訪問」in睦沢町

スローライフやエコロジーへの関心の高まりとともに、古い住まいを大切にする古民家再生が注目されています。しかし、古民家についての情報が少ないのが現状です。睦沢町には、町外から移住し、古民家ライフを楽しむ方々がお住まいです。
そこで、2017年8月20日(日)、里山での暮らしや古民家建築、日本酒好きな方を対象に、里山交流会「古民家の暮らし&酒蔵訪問」in 睦沢町を開催しました。

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最初に訪問したのは、新潟の養蚕農家の曲がり家を移築リノベーションしたKさんのお宅。敷地は、約1000坪もあります。50代の頃に、定年後のことを考え、「気候が温暖で、里山の景色が残る場所に暮らそう」と、房総に絞り込んだKさんご夫妻。市川市のご自宅からの交通の便の良さを優先し、茂原市周辺から土地探しを始めました。

土地探しや家のことなど、詳しく説明してくれたご主人

「北に山、南に田んぼ」を条件として、不動産業者の数社に、敷地探しを依頼。やがて、連絡があった中から、その条件にぴったりな土地を睦沢町に見つけました。
その後、新潟から諏訪湖畔に移築されていた、明治中期、約140年前の古民家の曲家(まがりや)と出会い、睦沢町に再移築させました。

白かべと柱のコントラストが美しい真壁づくりの外観

曲家とは、伝統的建築様式の一つで、民家に厩(うまや)を取り込んで、平面がL字形の間取りになったもの。現在の建物では、曲がった部分は取り除き、I字形の間取りになっています。茅葺だった屋根は、ガルバリュウム鋼板に葺き替えています。
内部は、8寸(約24センチ)もある、ケヤキの通し柱(※土台から軒まで1、2階を通した、継ぎ目のない柱。建物の耐震性や耐久性を高める役割を果たす)8本が、建物を支えています。

かつて、民家の大黒柱といえばケヤキが多く、木目が美しく、家を守り支える象徴でした。かたくて強度があり、耐水性や耐久性に富み「広葉樹の王様」とも呼ばれています。近年では、流通量が少なく、高価なため構造材としては、あまり使われていません。
当初は長い年月で汚れていた、このケヤキの柱。ご主人と奥さんの二人だけで、少しずつ時間をかけてサンダーで何度も磨き、蜜蠟ワックスで仕上げました。その甲斐あって、とても美しい木目が蘇っています。

インターネットで購入したという両引き戸

こんなにもこだわって大切にしている建物ですが、ご主人曰く「一番大切なのは、土地。土地選びこそ、こだわらないとダメ」と強調。「建物はいくらでも造れても、土地は動かす事ができないのだから」と。まさにKさんのお宅は、目の前の南に、田んぼと里山の風景が一望できて、北は、家を守る山を背負った、選び抜かれた素晴らしい土地である事が、現地を見学させていただいて、よく理解できました。
当日は、ご自宅の中も快くご案内いただきました。最後には、参加者に新米のお土産までいただき、参加者一同、大感激でした。

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次に向かったのは、睦沢町上之郷にある真栄城(まえしろ)克子さんのお宅。敷地約2370坪、母屋の建物は約35坪です。母屋は、平成9年に新築され、いわゆる古民家ではありませんが、建て替え以前の茅葺民家の「式台」を以前のまま移築した建物です。仲間と健康に暮らせるシェアハウスを目指して、ここに移住しました。

(真栄城さんのインタビューは、むつざわライフ:健康に暮らせるシェアハウスを目指してで紹介しています)

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お昼ごはんは、今年の夏にオープンしたばかりの「カフェFURACOCO」へ。

静かな場所に建てられた、癒しのスペースで、和やかに美味しいランチをいただきました

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今回のツアーで利用した睦沢町の中型バス

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最後は、一宮町の東浪見にある、稲花酒造へ。房総の上総一ノ宮で、江戸・文政年間(西暦1818 年~1830 年)創業の歴史ある蔵元。伝統的な技を継承し、手づくりで酒本来の美味しさを追求する一方、最新製法にも挑戦しています。
今年、睦沢町の酒米でつくった「純米大吟醸・睦水(ぼくすい)」を7 月に発売。蔵の見学とお酒の試飲をさせていただきました。

いまも現役のレンガ造りの煙突

大人もすっぽり入る大きな釜でお米を炊いています


江戸、明治、昭和初期と繋いできた歴史ある建物は、中に入ると外から見るより高さがあって、分厚い土壁に大屋根のかかった大空間は、とても趣き深いつくり。明り採りの高窓がリズムよく並んでいます。

この睦水(ぼくすい)、純米大吟醸ならではのフルーティーでふくよかな香りと、穏やかな米の旨みも感じられる上に、すっきりとした味わいのお酒。なんだか白ワインのような口当たりです。お米と水だけで、どうしてこんなメロンのような香りがするんでしょう!? ふだん日本酒を飲み慣れない方も、ぜひ一度お試しを!

最後に睦水で乾杯して、和やかに記念撮影

むつざわだより:睦沢の酒米でつくった純米大吟醸の誕生!

動画:里山交流会 「古民家の暮らし&酒蔵訪問」

企画:睦沢町役場産業振興課、トランローグ・アソシエイツ

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【お知らせ】
東京駅前「KITTE」の期間限定千葉県アンテナショップ「ちばI・CHI・BA」に、オープン初日の2017年11月18日(土)午後から、1日限定で、睦沢町の特産品が並びます。「純米大吟醸・睦水」の試飲・販売も行われますので、ぜひお立ち寄りください。
詳しくは 
むつざわこよみ:アンテナショップ「ちばI・CHI・BA」に睦沢町

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kazuko SUGITA

kazuko SUGITA
職業:プランナー/デザイナー/エディター

大阪府出身。食と住環境をデザインする会社、トランローグ・アソシエイツ(東京八丁堀)クリエイティブディレクター。睦沢町にあるサテライトオフィスと東京を行き来して、テレワークスタイルで仕事をしています。