こんにちは、未来ラボのかおりです。
先日、この「むつざわだより」でサケ遡上の第一発見者になりませんか?という内容の記事を掲載したところ、11月7日の15:30頃に未来ラボに1通のメールが届きました。
「土睦小学校裏でサケを発見!5匹ほど元気に泳いでいて、段差を飛び上がる姿も見えました!」
撮影:K.Mさん
右のほうに2匹、左上に1匹が写っているのが分かるでしょうか?
発見現場では「一宮川(瑞沢川)にサケの稚魚を放流する会」の会長、松本さんも居合わせたそうで、松本さんからも今年もサケが遡上しました!と歓びの報告がありました。
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サケは海に出てから約3年で再び同じ川に帰ってくるといわれています。
瑞沢川���稚魚放流事業は2011年から取り組んでいて、2015年から3年連続で瑞沢川でサケの遡上が確認されていることを考えると、たまたまサケが迷い込んだのではなく、過去に瑞沢川で放流した稚魚が戻ってきた可能性がかなり高くなってきました。
11月10日には、産卵を終えて息絶えたサケの魚体を確保し、こども園や小学校、中学校へ運びました。子どもたちは自分たちが放流した稚魚が大きくなって帰ってくる姿を実際に目にし、興味深く観察していたそうです。
今回確保した魚体はメス、全長66.8cm。
遡上・産卵で傷ついたようで尾のあたりはうろこも剥げ、キズだらけでした。
卵が無事育ち、稚魚となってまたこの瑞沢川へ戻ってこれるように、川はもちろん周辺の環境も良くしていこうという声が瑞沢川近隣の住民のみなさんからもあがっているそうです。
「サケの放流事業を通して、自然に対する関心や興味が高まったり、子どもたちの自然教育に役立つように今後も活動を続けたい」そう話す松本さんの笑顔が印象的でした。
サケのマスコットキャラクターも考えているとか。楽しみですね!
みなさんも、産卵のために川を遡上するサケの姿を見に瑞沢川へ出かけてみませんか?
ちなみに生きたサケを捕獲することは禁止されています。
死骸を見つけた方は、魚体確保にご協力をお願いいたします。
連絡先:
一宮川(瑞沢川)にサケの稚魚を放流する会
松本さん 0475-44-2289
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来年3月の放流に向けて、卵から稚魚を育てる活動も始まります。
ご自宅で稚魚を育ててみませんか?
お問い合わせ先:
一宮川(瑞沢川)にサケの稚魚を放流する会
松本さん 0475-44-2289
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kaori KOBAYASHI
職業:マーケティングストラテジスト(東京)/カフェ経営(睦沢)
東京都出身。睦沢町大谷木にある「里山カフェ&ゲストハウス sou」オーナー。むつざわプロモーションプロジェクト代表。週末は睦沢でカフェを営業しながら自然と寄り添う生活を、平日はデジタルな仕事をテレワークでこなす二地域居住を実践しています。