むつざわだより

未来ラボメンバーが、むつざわで見つけた
面白いもの、楽しいことをお届けします。

佐貫いくっぺ会

佐貫いくっぺ会

こんにちは、未来ラボのかおりです。

日本が抱える社会問題のひとつ、高齢化。
睦沢町も例外ではなく、高齢化率(人口に対する65歳以上の方の割合)はなんと38%を超えているそうです。
町では、高齢になっても健康で幸せに暮らせる「健幸のまちづくり」を目指して、色々な取り組みを行っています。

そのひとつが、地区ごとに町が行う講習などを経て認定された介護予防推進員さんが中心となって行っている「介護予防教室」。
町を14地区に分け、定期的に地区の65歳以上の方が集まり、介護なしで生活できるように体操やリクリエーションなどを行っている教室です。

* * *

田んぼが広がるのどかな佐貫地区。

この地区の介護予防教室の通称は「佐貫いくっぺ会」です。
参加されている方が中心になって名前を決めたそう。
ちなみに「いくっぺ」はこのあたりの方言で「行こうよ」という意味です。

この地区の介護予防推進員さん。
笑顔がすてき。おそろいのピンクのポロシャツもかわいらしいですね。

お話を伺うと、佐貫地区は町が介護予防教室を始める前、もう10年も前からみんなで集まって活動していたそうです。

この地区には、町指定無形民俗文化財で江戸時代から続く郷土芸能「佐貫季寄(きよせ)」という五穀豊穣を願う踊りがあったり、「佐貫かかし祭り」という大きなお祭りがあったりして、みんなで集まる習慣があったのでしょう。
そういう意味でも、伝統芸能やお祭りは、文化としてだけでなく、地域のコミュニティづくりにも必要なものなのかもしれませんね。

まずは介護予防推進員さんの指導のもと、口腔体操や色読み(脳トレ)。

書いてある文字に惑わされないように、文字の色を読んでいく脳トレです。前頭葉を鍛え、認知症の予防に効果があるそうですよ!
皆さん、軽々と大きな声で読み上げていたので、簡単なのかしら?と、一緒にやってみましたが…結構、頭を使うので疲れました(笑)

続いて、健康運動指導士の資格を持つ古山さんと一緒に、遊びを取り入れた運動を行いました。
脳トレと運動をミックスしたような「もしもし亀よ~♪」に合せたペア体操は、歌を歌いながら、右足を出したときだけ手をたたくといったもの。
古山さんのユーモアあふれる指導もあって、皆さん、複雑な指示を笑顔で楽しそうになんなくこなしていました!

これもただの遊びのように見えつつ、何かをしながら別の何かを判断するというトレーニング。これを続けていると認知機能が衰えにくく、考え事をしながら歩いていたら転んでしまった、といったことが減るそうです。

最後は、来月開催される「佐貫かかし祭り」で披露する銭太鼓の練習。
太鼓といっても叩く太鼓ではなく、バチの中に5円玉が数枚入っていて振ると音が鳴るしかけになっていて、バチを振りながら踊るとシャンシャン音がする、というものです。みなさんが手にしているバチは、6月、7月の教室で手づくりしたんだそうです。


今日が初めて振り付けを教わる日だったので、皆さん「難しいー」といいながら真剣に推進員の今関さんの振りを真似て練習していました。が、心配をよそに、なんと、10分ほどの練習で、みなさん振り付けを覚えてしまう、というすごさ!記憶力も半端じゃありません。
介護予防教室の効果でしょうか!?

伺う前は、もっと堅苦しいものなのかな?と思っていたのですが、会場は笑いも絶えず、皆さん楽しそうにされていて、教室というよりは、定期的にお友だちと会って楽しく運動してお茶を飲んでおしゃべりする場になっているようです。
介護予防教室は高齢者の方々の健康を維持するだけでなく、地区のコミュニケーションを育む教室でもあるのですね。

お茶タイムの後、皆さんで記念撮影。


本当に皆さんステキな笑顔です。
笑いは若さを保つ秘訣!
これからもイキイキと楽しく過ごしてください^^
ご協力ありがとうございました!

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町では介護予防推進員さんを募集しています。
年齢は問わず、各地区での活動が可能な方、ぜひお問い合せください。
地域包括支援センター(役場福祉課内)44-2531

kaori KOBAYASHI

kaori KOBAYASHI
職業:マーケティングストラテジスト(東京)/カフェ経営(睦沢)

東京都出身。睦沢町大谷木にある「里山カフェ&ゲストハウス sou」オーナー。週末は睦沢でカフェを営業しながら自然と寄り添う生活を、平日は東京でデジタルな仕事をこなす「二地域居住」を実践しています。