むつざわだより

未来ラボメンバーが、むつざわで見つけた
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むつざわ米の微発泡酒、ただ今仕込み中!

むつざわ米の微発泡酒、ただ今仕込み中!

日本酒ブームを受けて、お米でつくる発泡酒が静かな人気です。日本酒をシャンパングラスで飲むと、女子会も盛り上がりますね。睦沢町でも、ちばエコ農産物認証の美味しいお米「むつざわ米(※)」でつくる、微発泡酒(スパークリング酒)の試作が進行中。今日はその試飲会の様子をリポートします。
「むつざわ米・微発泡酒」をつくっているのは、大好評の純米吟醸「むつざわ物語・里山の息吹」と同じ、隣接する一宮町にある稲花酒造さん。こちらは江戸時代、文政年間(西暦1818年〜1830年)創業のたいへん歴史ある蔵元です。一宮町に何軒かあった蔵元も、今では稲花酒造さん一軒を残すのみだそうです。この蔵元では、伝統的な技を継承し、手づくりで酒本来の美味しさを追求する一方、最新製法にも挑戦しています。
むつざわ米_微発泡酒

試飲会には、睦沢町ふるさと推進協議会の地域振興課のメンバーと「お酒のことは、任せっ放しにはできないぞ」とばかりに、睦沢町の市原町長も忙しい合間をぬっての参加です。

むつざわ米_微発泡酒

試飲会に準備されたのが、「おりがらみ」2種、「どぶろく」1種、「にごり」2種の計5種類。どれも個性のある味わいでしたが、今回は「日本酒に縁がない女性にも、飲みやすいお酒を」ということで、メンバーの意見が一致したのが白い「にごり」酒。グラスに注ぐと、「シュワシュワ、プチプチ」ときめ細かな泡が弾け、果実のような甘い香りを放っています。口あたりは、なめらかなで、爽やかな味わいのなかにも、お米の旨さが感じられて、あと味もスッキリとしています。

むつざわ米_微発泡酒
(稲花酒造12代目の秋場貴子さん。お酒づくりについて語り出すと、止まりません。)

むつざわ米_微発泡酒アルコール度数は、飲みやすいにもかかわらず、13%前後あります。このアルコール度の高さが、味に深みを出していて、市場に多く出回っている5%前後の微発泡酒と比べると、お酒にうるさい方々にもきっと満足いただける味わいです。
お酒の製法は、「瓶内二次発酵方式」。火入れを行わず、アルコール発酵の止まっていない醪(もろみ)と、生きた状態の酵母を瓶詰めすることで瓶の中で発酵が進み、発泡性の泡がどんどん生まれ熟成していきます。炭酸ガスは一切加えていません。仏のシャンパンもこの製法です。お米の精米歩合は約60%なので、白くにごっています。

むつざわ米_微発泡酒そして、もう一つ選ばれたのが、ピンクの色が珍しいお酒。酵母がつくり出す自然の赤と、お米の醪の白が混ざりあってできています。まさに、女子会やお花見にぴったりな、春季限定の華やかなお酒です。(右の写真がタンクの中で生きてる酵母の様子)

むつざわ米_微発泡酒
試飲会のあとは、蔵の中を見学。江戸時代の歴史ある建物は、中に入ると想像より高さがあって、分厚い土壁に大屋根のかかった大空間は、とても趣き深いつくりで、明り採りの高窓がリズムよく並んでいます。樽から出てきたばかりの絞りたての清酒をいただくと、日ごろ親しんでいるお酒の味との違いに全員が、「おー!!」と驚きを隠せません。雑味がなくスッキリとして、あのお米が想像できない新しい味に生まれ変わったような印象です。まさに参加者の役得でした!

むつざわ米_微発泡酒
さて、さて、とっても美味しい「微発泡にごり酒」白とピンクの2種類は、ただ今、蔵で仕込み中。春のお花見には、間に合いそうです。皆さん、でき上がるのを楽しみにしていてくださいね!

* * *

※睦沢町では、地元の畜産から出る牛ふんとお米のもみ殻で作った、有機肥料を水田に施し「むつざわ米」を栽培。安全・安心で、持続可能な農業を目指しています。

稲花酒造 
千葉県長生郡一宮町東浪見5841 
TEL0475-42-3134
営業時間9:00~19:00
http://www.inahana-syuzou.com
inahana

道の駅「つどいの郷むつざわ」、睦沢町の酒屋・商店で販売予定

お問い合わせ
睦沢町ふるさと推進協議会
電話:0475-44-2505

kazuko SUGITA

kazuko SUGITA
職業:プランナー/デザイナー/エディター

大阪府出身。食と住環境をデザインする会社、トランローグ・アソシエイツ(東京八丁堀)クリエイティブディレクター。睦沢町にあるサテライトオフィスと東京を行き来して、テレワークスタイルで仕事をしています。