むつざわライフ

このコーナーでは、むつざわで出会ったさまざまな人に
むつざわでの暮らしについて、インタビューします。

むつざわを拠点に房総をオリーブ産地に
Vol.007

むつざわを拠点に房総をオリーブ産地に

「オリンピックの年には、睦沢町産オリーブを皆さんに届けたい」

  • 房総オリーヴの皆さん

*睦沢町の川島地区で、今年から本格的なオリーブ栽培がスタート。8,000平米の空地に367本の樹が植えられ、2020年の商品化を目指しています。オレイン酸を多く含み、健康オイルとして人気のオリーブ。国内で消費される多くが輸入品ですが、近年は、耕作放棄地対策や雇用拡大に向けた6次産業化を目指して、注目が集まっています。房総を新たなオリーブの産地にしようと、睦沢町を拠点とした、新たな取り組みについて、房総オリーヴ代表の金子さんにお話しを伺いました。

 

 

Q:なぜ睦沢町でオリーブ栽培を始めることになったのですか?

A:昨今では千葉県も他と同様に、耕作放棄地が増えています。千葉には、すでに様々な特産物がありますが、何か房総に適した、新しい農業に挑戦したいという思いがありました。そんな中、イタリアから輸入した苗木を養生して、全国に出荷している農家が一宮にありました。養生が上手くいっているなら、房総でも育てることができるのではないかと。荒れたままの土地をそのままにせず、オリーブの樹でいっぱいにしたら「豊かで美しい房総」が創れると、設立メンバーの意見が一致したんです。

そこで、苗木の輸入元の日本オリーブ協会さんに、土壌改良や適した品種について、アドバイスやサポートをいただくことになりました。

事業化にあたっては、行政の支援も必要です。そこで、快く協力してくれたのが、睦沢町さんだったんですよ。川島営農組合さんにも、土地探しに色々と協力していただいて、ここの8,000平米の他に3,000平米を確保しています。

 

 

Q:この土地はオリーブに適しているんでしょうか?

A:オリーブは温暖で水はけの良い土地を好みます。川島のこの土地は、もともと砂地で田んぼよりも畑に適していました。オリーブを植えるにあたっては、ここの土をイタリアに送り、成分検査もしてもらいました。成分結果を分析し、足りない栄養分を追加して土壌改良しています。

 

Q:どのくらいのオリーブを植える計画ですか?

10年後の目標として、睦沢町を拠点に千葉県内全域で、合計4,800本を植える計画です。3年後の初収穫には800kgを、10年後は34,000kgを目標にしています。

 

 

Q:オリーブの栽培は町の活性化にもつながるのでしょうか?

オリーブの栽培では、耕作放棄地の活用と栽培管理での雇用促進につながります。オリーブの実が収穫できれば、オリーブの搾油や実の加工や販売を行うことで、6次産業化につなげたいと考えています。オリーブ公園などの観光農園化も計画しています。
また、新規就農者の研修事業なども実施していく予定です。

 

 

問合わせ先:農地所有適格法人 株式会社房総オリーヴ
所在地:睦沢町大上
電話:0475-40-6531

関連記事:
千葉日報 – 房総をオリーブ産地に 遊休地で栽培開始(一部有料記事)

インタビューを終えて

暑い中、楽しそうに植え付け作業を進める皆さん。新しい事業をスタートさせて、とてもウキウキしている様子が伝わってきました。むつざわ産のオリーブを食べる日が来るのが、とても楽しみです。

取材・写真:kazuko SUGITA